今日の一冊

今日の一冊

今日ご紹介するのは、夏目漱石の「夢十夜」です。
夏目漱石といえば、教科書で「こころ」を読んだ方も多いのではないでしょうか。
高校生の時、読書感想文を書いた記憶があります...。
夢十夜は、「こんな夢をみた。」から始まる十の短編集ですが、どれも幻想的で鮮やか。
それぞれとても短いので、惹き込まれながらすぐに読めてしまいます。
第一夜の冒頭です。
「腕組をして枕元に座っていると、仰向に寝た女が、静かな声でもう死にますという。」
魅力的な一文ですね。
この短編集、映画化もされています。幻想的な世界が独自の視点で描かれており、映像が綺麗です。
そちらも併せておすすめです。